PureDryは、廃油料油の回収とスラッジの最小化を実現します。完全自動化されたモジュラーシステムで、発電所や船舶のスラッジに含まれる油の回収、処理を行います。このシステムは、廃油を3つの段階に分離します。洗浄処理された油、水、およびスーパードライソリッド(高濃縮固形分)です。
廃油処理の大幅な節減
PureDryは、廃油から水を除去し、固形物を高濃縮固形スラッジ(通常5~15 kg / h)に濃縮することにより、廃油と固形物の取り扱いのコストを削減し、油の廃棄物と関連する廃棄コストを節減します。
石油廃棄物を乾燥させるという点でのシステムの効率により、廃油と廃水のタンク容量を減らすことができ、船内または発電所の貴重なスペースの解放が可能です。
さらに、廃油タンクを燃料油用と潤滑油用それぞれ別に設置すれば、燃料廃油の回収が可能になり、最大2%の燃料節減が可能になります。
信頼性の高い操作
独自のシンプルなセパレーター設計により、簡単で信頼性の高い操作が実現します。このシステムは、廃油を3段階に分離します。洗浄処理された油、乾燥廃棄物として処分できるスーパードライソリッド、およびビルジシステムに送るのに十分なほど清浄な水です。スマートオートメーションは、プロセス制御をさまざまな供給条件に適応させます。水の消費や追加の廃棄物は発生しません。
コンパクトなモジュラー設計
コンパクトなPureDryシステムは、乳化剤投与ユニットを備えたポンプモジュール、加熱モジュール、分離モジュール、および制御ユニットで構成されています。そのモジュラー設計により、便利な場所に柔軟に設置でき、既存の船内システムとの統合が容易になります。
Exchangeによるメンテナンスとサービス
PureDryには、最新の分離機インサート(ローターとディスクスタック)、最新の 分離機インサートおよびXCavatorの交換はフィルタのインサートを交換するのと同じくらい簡単で乗組員によって1年に一度簡単に行うことができます。使用済み部品は最寄りのアルファ・ラバルサービスセンターにご返送いただき、新しいキットをご注文いただけます。
統合廃油/ビルジ水処理コンセプト
PureDryは、Alfa Laval PureBilgeシステムと組み合わせることにより、船内または発電所内のすべての廃油を乾燥させることができる、廃油とビルジ水の統
合処理システムを構成することができます。 PureDryは油を分離し、固形物を高濃縮固形スラッジに濃縮します。このスラッジは乾燥廃棄物として陸揚げされ、水はビルジシステムに送られます。その後、PureBilgeは、船外に排出する前に、油水の微研磨を行います。