Aalborg OC-TCiの目的は蒸気生産です。高性能のAalborg OC-TCiは、スペースを節減でき、重油でも排ガスでも焚くことができる混式ボイラーです。
Aalborg OC-TCiの目的は蒸気生産です。高性能のAalborg OC-TCi(以前の名称はMISSION OC-TCi)は、スペースを節減でき、重油でも排ガスでも焚くことができる混式ボイラーです。このボイラーは、事前組立てされて縦に据付けられるもので、螺旋管の付いた重油燃焼モジュールと、煙管の付いた排ガス燃焼モジュールで構成されています。
このボイラーは、TCi(Turbo Clean, intelligent)技術と、他のコンポジットボイラーより比較的高いガス流速により、効果的な自己洗浄ができます。Aalborg Control Touch(以前の名称はMISSION Control Touch)で制御されており、あらゆる種別のディーゼル機関に合う小型消音器を取り付けることが可能です。
Aalborg OC-Tci製品の特徴とメリット
竪型煙管式・水管式
事前組立てされた標準ボイラーユニット
集中制御盤
所要時間が短く容易な据付
一体型圧力噴霧式バーナーまたはロータリーカップバーナーとの組合せ
構造
Aalborg OC-TCiは竪型ボイラーで、排ガス部は煙管で構成されています。重油燃焼部は炉、蒸気部、伝熱部で構成されています。伝熱部は、ターボ洗浄機能のある螺旋管で構成されており、内部を煙道ガスが流れます。ボイラー圧力部は軟鋼製で、高温に耐えることができます。
Alfa Laval Aalborg圧力噴霧バーナー - Aalborg KBM
Aalborg KBMバーナーは、Aalborg OS-TCiおよびOC-TCiボイラーの連続変調動作に対応した圧力噴霧バーナーです。このバーナーは、均一な燃焼の維持に役立つため、伝熱効率の向上と伝熱面の付着物の低減に寄与します。
バーナー
Aalborg OC-TCiの標準品には、一体型圧力噴霧バーナーAalborg KBMが備え付けられています。天板は開くことができ、ノズルとランスの点検・保守のためにランスを取り外すことができるため、バーナーの点検・保守は容易です。重油システムと電気コンポーネントへのアクセスは、バーナーの側の2つの別個のカバーから可能です。バーナーハウジングが、ボイラーの前部に、炉の底部に対して下向きに15度の角度で取り付けられています。これにより、燃焼時間を延ばすことができ、炉を有効利用できます。火炎の流れが最適化され、燃焼パフォーマンスが向上します。
制御システム
信頼性が高く使いやすいマイクロプロセッサーを用いたAalborg CONTROL TOUCH(以前の名称はMISSION™ CONTROL TOUCH)システムにより、Aalborg OC-TCiボイラーの運転と制御が容易になっています。このインテリジェント制御は、ボイラー設備と圧力噴霧式バーナーの完全自動運転を可能にします。
Aalborg CONTROL TOUCHシステムには、バーナーの負荷・シーケンス制御装置、水位安全装置、バーナーのモーター・燃料ヒーター始動機、燃料油ポンプ始動機が含まれています。
設計データー
熱出力: 最大4.6 MW
蒸気生産能力: 重油燃焼部から最大6.5 t/h
排ガス部から最大5 t/h
設計圧力: 9 bar(g)