Alfa Laval Smit Combustionは、低圧・燃焼型イナートガス発生器で、空気制御された燃焼チャンバーで燃料油を燃焼させることによりイナートガスを発生します。
イナートガス発生装置Smitシステムは、主に、ケミカルタンカーとプロダクトタンカーで利用されています。イナートガス発生装置は、燃料油を空気と燃焼させることによってイナートガスを生成します。
特別に設計された酸素分析装置によって監視され、海水によって間接的に冷却される燃焼プロセスは、どのような負荷条件でも完全に燃焼する独自のUrtramizingシステムにより煤が発生しません。
第2段階では、特別に開発された噴霧方式および冷却システムで、アフタークーリングと硫黄酸化物洗浄が直接実行されます。
用途
化学タンカー
製品タンカー
動作原理
Alfa Laval Smit 燃焼システムは、燃焼ベースのイナートガス発生装置です。燃料油と空気は発生装置で燃焼され、酸素濃度2〜4%の高温のイナートガスを発生します。独自のSmit Urtramizingシステムにより、燃焼プロセスは煤がなく、25%までの部分負荷状態でも完全に燃焼します。
発生装置のスクラバーでは、イナートガスは特別に開発された噴霧および冷却システムによって直接冷却され、同時に硫黄酸化物が洗い流されます。冷却されたイナートガスは、発生装置からデッキウォーターシールを通って貨物タンクに流れます。このシールは、貨物タンクから機関室のイナートガスシステムへのガスの逆流を継続的に防止する安全装置です。貨物タンク内の過圧や真空を防ぐために、圧力/真空ブレーカーが取り付けられています。
技術データ
容量:1,000〜20,000m³
設計:燃焼
圧力:15 bar(g)
通常の酸素含有量:2〜4%
燃料タイプ:DMB、DMC、燃料ガス
燃料噴霧:空気
露点:飽和