米国海洋大気庁(NOAA)の助成を受けたガルフサーベイヤーは、ニューハンプシャー大学の共同水路センター(JHC)で活躍しています。この船は、ニューハンプシャー大学の既存の船隊に加わり、非常に複雑なマルチミッションのプラットフォームを提供することで、能力を補完しています。UNHの海洋科学・海洋工学部のディレクターであり、JHCの共同ディレクターであるLarry Mayerは、「この新しい船によって、最先端の海底および水柱マッピングデータ、そして、遠隔マッピングシステムが海底や海洋環境について何を伝えているかをより理解するために必要なサンプルやグランドトゥルースデータを集めることができるので、非常に楽しみです」と述べています。
アルミニウム製の船体は、左右対称の船首、非対称のトンネル、一体型のウェーブピアサーなど、テクノクラフトデザインを代表する船型を採用しています。プロペラ船の動力は、Cummins QSB 6.7 Tier 3エンジン(定格250mhp @ 2600rpm)とCummins Onan 21.5kW ジェネレーターによる補助電源が供給されています。デッキギアには、油圧式Aフレーム、ダビット、科学式ウインチ、サイドマウントソナーストラット、展開可能なソナーストラット付きムーンプールが含まれています。
この船のデザインのインスピレーションは、2006年にAAMが建造したNOAAのR/V Aukと、2012年にミドルベリー大学向けに建造した48フィートR/V David Folgerの成功から得ています。2015年に納品されたこの船は、期待以上の性能を発揮し続け、将来の調査船の素晴らしいモデルとなっています。
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