ダクテッドプロペラは、船舶の運転速度が10ノット(18.5km/h)以下の場合に最適なソリューションです。プロペラの周りのノズルの形状により、飛行機の翼のように機能し、翼の形状の周りの水流速がノズルの「揚力」効果により余分な推力を発生させます。
性能の最適化
ノズルの周りの水流によって発生する揚力は、ゼロ速度でプロペラの推力の約50%を発生させることができます。ノズルの揚力からノズルの抵抗を差し引いた力は、水流速度が速くなると減少します。ノズルもスペースを必要とするため、ノズル付きプロペラの直径はオープンプロペラより小さくなる。そのため、プロペラの直径を小さくして翼面荷重を大きくし、ノズルを通過する水流速度を速くしてノズルの揚力の効果を大きくしているのです。
設計による効率
カレントモーション社のスラスターは、最大効率を念頭に置いて設計されているため、選択可能な最大直径は、負荷と低速度との関係で最適なプロペラ直径です。低出力や高速船では、プロペラ径を小さくしてシステム径を小さくすることも可能です。しかし、約13ノット以上では、ノズルの抵抗により、このノズルによる推力増加よりも抗力が大きくなります。
製品の特徴
効率の向上
アジマスラスターのプロペラの周囲にノズルを設けることで、効率が向上します。水流を整流し、揚力を生み出し、推力性能を向上させます。これは、特に低速航行時の燃料節約と運航コストの削減につながります。
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