ドーナツ型防舷材は、海底に打ち込まれた、あるいは岸壁の表面に取り付けられた円形のモノパイル上で、潮の流れに合わせて浮き沈みするように設計されています。ドーナツ型防舷材は、ロックエントランス、旋回構造、アプローチチャンネル、ブレストドルフィンに適しています。
ドーナツ型防舷材は、潮の流れに合わせて上下するだけでなく、防舷材の内部にある低摩擦ガイドにより、杭の周りを回転し、係留のために船を並べたり、水路を案内したりするのに役立ちます。
ドーナツ型防舷材の構造は、フォーム充填型フローティングフェンダーとほぼ同じで、最適でメンテナンスフリーな使用に適した特性を備えています。ドーナツ型防舷材は、発泡スチロール型防舷材と同様に、サイズのバリエーションが可能で、目的に応じた大きさにすることができ、不沈性で、様々な色に仕上げることができます。
一般的にドーナツ型防舷材は残留浮力を利用して水面上に接岸するように設計されていますが、中には独立した浮力室を利用したり、衝撃を少なくするために本体を沈めたりしているものもあり、この万能型防舷材はあらゆるバリエーションが可能です。
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また、ドーナツ型防舷材に係留点や二次防舷材を組み合わせて設置することも可能です。これらはお客様の用途に合わせてオーダーメイドで設計することができます。
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