全長35メートルのアルフレッド・ヴェーゲナー・インスティトゥートの新型船UTHÖRNは、環境に優しい低排出ガスメタノールを動力源とするドイツ初の耐航船となり、ドイツ海運における持続可能性の新たな基準を打ち立てる。出力600kWの改良型ディーゼルエンジン2基が、船内の電気モーター2基に電力を供給する。
ドライラボとウェットラボを備えた広い作業デッキに加え、新型ウトーンには、トロール網や採水器用の2基のデリックブーム、魚群を探知・識別するための多周波エコーサウンダー、波が荒い海でも船を安定させることができるアンチロールタンクが装備されている。したがって、この船は、あらゆる分野の海洋研究者に、その仕事道具を学ぶための優れたプラットフォームを提供する。同名の前身(1982年に就役した全長30メートルのカッター)と同様、この船は沿岸調査に貴重な貢献を果たすだけでなく、学生たちに北海クルーズを提供し、フィールド調査で使用される重装備に慣れる機会を与える。
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