深場探知&荒天時でも安定した探知ビームで魚群を掴む!
最大5方向の同時探索を可能にする多方向ビームシステム
FCV-38は一度に最大5方向同時にビームを送信、探知することが可能です。自船を中心に前後左右の海中の様子を探索できるため、魚群の密集状況がよくわかります。ビーム方向は自船周囲360°、ティルトは0°~20°まで設定可能で、狙った方向にビームを調整できます。
5ビーム送信の場合、メニューから3種類のスプリットビームモード※(交互送信/半同時送信/同時送信)をニーズにあわせて自由に設定することが可能です。3種類のうち半同時送信モードは、ビーム間の干渉を制限することで同時送信モード使用時よりも海底を識別しやすくした新しい設定になります。また、5方向ビームでは送信のタイミングを加速するようにあらかじめ最適化されています。
安定した探知を実現する「ビームスタビライズ機能」※
船体の横揺れによる映像の乱れを補正
荒天時の船体の横揺れによって映像表示にも乱れが発生し、魚のサイズ測定にも悪影響を及ぼします。FCV-38では、フルノ 独自のビームスタビライズ技術によってビーム角を自動的に直下へ向かうように補正します。振動子の送信ビームと受信ビームそれぞれを独立して安定させることができるため、追尾中の魚影を逃さず安定した映像表示が可能です。
単体魚の分布状況が一目でわかる魚体長グラフ表示機能
映像上で選択したエリア内の魚体長を測定し、一目でわかるグラフで情報表示します(最大3カ所を同時測定可能)。また、スプリットビーム技術によって魚体長測定の精度が向上していることに加え、グラフ表示では測定エリア内の魚の平均サイズや、最も割合の多い魚体長(ピーク値)を表示することが可能です。
対象となる魚群のサイズ、量、動きを分析することでより効率的な操業に貢献します。また、魚体長計測機能は水産資源の保護や管理、研究にも役立ちます。
※ 魚体長は反射強度から計算された値になります。