最新プロセッサを採用し、高速なチャート描画でスムーズな操作環境を提供
最新のIMO性能基準に適合し、MED型式認証を取得
ユーザーの声を反映させた直感的で使い易い表示・操作を実現
航路編集と航路の安全チェックを統合し、より安全な航路計画をサポート
運用に合わせた拡張が可能なソフトウェアライセンスで各種オプション機能を提供
世界各地の様々な機関で機器別習熟トレーニング(TST)を実施
特長
ECDISとは
電子海図表示情報システム(ECDIS/Electronic Chart Display and Information System)は、航海計画と航路監視において、船舶の安全航行を支援するための航海情報装置となります。
本装置は、AISやレーダー、海上衝突予防装置(TT)の映像と海図情報との重畳によって、他船の動的情報を的確に表示することができます。また、危険水域に接近した場合には事前にアラームを作動させるなど、安全航行の中心的役割を果たすと共に、海難防止にも有用な装置として船舶の安全運航には欠かせない装置となります。
ECDISの搭載義務化
国際SOLAS条約の改訂によりIMOは、国際航海に従事する500トン以上の旅客船、及び3,000トン以上のタンカー、貨物船に対して、2012年7月より段階的にECDISの搭載を義務化しました。また、1台目のECDISを航海用の主装置とする場合、バックアップとして従来の紙海図もしくは2台目のECDISの装備が要求されます。(装備要件および操作資格については船舶の所属する旗国、船級での確認が必要です)
諸規則と主要諸元
本装置は、2004年12月に採択された航海情報表示関連(IMO決議MSC.191(79))、及び2006年12月に採択されたECDIS性能基準(IMO決議MSC.232(82))に適合しています。
その他の主要諸元は、下記のとおりです。
電子海図表示機能/レーダー重畳機能 :IEC 61174準拠
航海情報表示関連機能 :IEC 62288準拠
Track Control System(TCS)機能*1:IEC 62065準拠