マレトロンのTLM100は、超音波技術を使ってタンクの液面を検知するために使用されています。超音波(音波)はタンク上部に取り付けられたTLM100を介して送信され、液体への音波と液体からの音波の飛行時間は、深度センサと同様に測定されます。このため、タンク内に長いプローブが突き出ていて、汚れたり腐食したりするような扱いにくいものはありません。TLM100が液面を計算しNMEA2000®ネットワーク経由で送信すると、マレトロンのN2KView®船舶監視システムやマレトロンのDSM250/DSM410カラーグラフィックディスプレイなどのNMEA2000®互換ディスプレイがあれば、船上のどこでもタンクレベルを観察することができます。
TLM100は水深40インチ(1.02m)までのタンク内の液面を感知することができます。ディーゼル、淡水、排水、黒水、オイルタンクに使用できます(ガソリンタンクにはTLM150、深さのあるタンクにはFPM100を参照してください)。長方形のタンクにしか使えない多くのタンクセンダーとは異なり、TLM100は不規則なタンク形状にも校正できるので、タンク内の真の液面を知ることができます。
TLM100は、業界標準のSAE J1810 5ホールマウントパターンを使ってタンクの上部に直接取り付けることができます。TLM100は、1.5インチNPTと1.25インチBSPアダプターを含むオプションのアダプターを使用して、ネジ式のタンク開口部を持つタンクにも取り付けることができます。その他、TLM100の重要なオプションとして、船首を上げた状態で長時間過ごす場合に必要となるプレーニングハル(船底が平らな)ボートで使用できるフォーカスチューブがあります。
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