3次元海底資源探査船は、海底に眠る資源の採掘に向け、資源の探索・発見を新型の3次元解析で行う海底資源探査船です。
三菱重工グループは、長年にわたり多様なニーズに対応する様々な特殊船を建造してきました。なかでも世界のエネルギー問題の解決に向け、多くの希望が託される3次元海底資源探査船は、全長約104メートルながら最大船幅が70メートルと広く、より効率よく海底資源の物理探査を行うために考案されました。エアガンから衝撃波を発し、海底面や地層境界に当り跳ね返ってくる反射波を、船尾から曳航している複数のストリーマー・ケーブル内のセンサーにて受信します。数キロメートルに及ぶこのケーブルを使って集めたデータをコンピューターで処理・解析すると、石油や天然ガスなどの存在が期待される海底の地下構造が抽出できるのです。
総トン数 20,637 t
全長 104.2 m
幅 70.0 m
速力 15.5 knots