RT-1000 VDFシステムは、ICAOおよびDFS(Deutsche Flugsicherung)の要件に準拠した、ATCおよびVTSアプリケーション専用に設計されたシステムです。
このクラスのベンチマークとなったRT-1000無線方向探知機は、ローデ・シュワルツ社のPA030という名称でも知られています。現在、世界中で150台以上のシステムが使用されています。
アプリケーション
RT-1000 VDFは、地上の管制官がパイロットにQDMを送信したり、航空機から受信した位置情報を確認するためのATCナビゲーションエイドとして使用されます。また、方位情報をレーダー画面に統合することができるため、レーダー画面上の適切なターゲットに無線メッセージを即座に割り当てることが可能となる。
RT-1000は、海岸近くの船舶交通を管理する定置型VTSアプリケーションにも適している。
特別な機能
高精度ドップラー無線方向探知機
8.VHF帯で33kHzのチャンネル間隔を確保
高速な信号処理を可能にする極めて高い回転数
設置が容易なコンパクトなアンテナシステム
コントローラのワークステーションに依存しないアンテナ位置
遠隔操作に必要なインフラが不要
メンテナンス性に優れたモジュール構造
RS-232インターフェースでシステム統合が可能
周波数範囲
航空バンド:118.000 .... 136.975MHz
マリンバンド:156.000 ... 174.000MHz
多彩なスキャンモード
2チャンネル以上の同時使用も可能
マルチチャンネルシステムでは、最大24個のキャノンを同時に使用可能
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