アイスブイ
バルト海をはじめとする北洋地域で使用されるグラスファイバー製アイスブイの設計と製造技術の開発を行っています。
このブイに求められるのは、季節的に流氷が発生する北方海域や河口域の氷や悪天候に対応できることです。
設計段階では、以下のような課題に取り組みました。
軽量化、小型船でのメンテナンス、敷設、撤去が可能であること。
腐食がなく、定期的な塗装が不要であること
特別な設備を必要としない容易な修理
冬の間、氷の中にブイを置いておくことができる(トップマークなし)。
完全な浮力(ブイはポリウレタンフォームで充填されています)。
塗装の必要がない(ブイ本体のグラスファイバー素材は着色されているため、傷がついても色が変わらない
軽い防氷効果
耐久性
製造過程でのブイの形状変更が容易
ブイをハンドリング(寝かせたり持ち上げたり)するための双胴船を設計しました。
サンプルブイを製作し、バルト海の冬の環境で試しました。ブイは流氷の圧力で沈むように設計されており、流氷が通過した後、ブイは再び浮上します。流氷の期間中、ブイの性能は理想的なものでした。流氷の後、すべてのブイは完璧な状態で再浮上しました。
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