アンテナは、地中海沿岸に特徴的な三角帆の一種であるラテン・セイルの艤装に欠かせない部品である。アンテナはマストを斜めに横切る細長いヤード。一般に、クイルとクオーター(またはカー)の2つの部分から成り、錆でつながっている。下部に位置するクォーターは、クイルよりも剛性が高い。アンテナは、それが取り付けられているボートの前方まで伸びており、リーフィングストリップは高く、アンテナと平行になっている。スクエアセイルやブームセイルなど他のセイルと異なり、アンテナはクォーターを操作することでタックを動かすことができるため、立体的な航海が可能で、船の進行に対して風下が垂直になるような位置取りができる。
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